言わずとしれた、メーカー不明の中華製汎用エンジン。
日本国内に流通している遠心クラッチ型汎用エンジンのコピー品と言われており、
構造上の類似点が多い。流通している汎用エンジンのパーツ流用が可能。日本では、刈払い機に利用されていることが多い。ただし、専用ではない。
安価ではあるが、それなりの知識得る意欲とメンテナンスし続ける覚悟がないとすぐ壊れる代物。
<スペック>
Engine Type : Single cylinder, 4 stroke, air-cooled
Engine Model : 1E40F
出力 : 37.68cc
Bore X Strole : 40x30mm
Max Power : 1.0kw/6,500rpm
Idle Speed : 3,000rpm
イグニッションシステム : CDI
燃料タンク容量 : 0.65L
エンジンオイル容量 : 0.08L
スタートシステム : リコイルスタート(マニュアルスタート)
Gear Ratio : 2.08 (27/13)
プロペラ直径 : 18.0cm
走行スピード : 10~15km/h
中華船外機の1E40Fは、中国製の4ストローク単気筒エンジンで、一般的に小型船舶用の動力源として使用されています。
1E40Fエンジンは、小型船舶やボートの推進力源として使用されるほか、除雪機、チェーンソー、刈払機、草刈り機などにも搭載されています。
ただし、中華船外機は品質や信頼性に問題があるとされ、長期的な使用には適していないという指摘もあります。安全性や信頼性を考慮する場合は、
より高品質な船外機を選択することが望ましいでしょう。
つまりは、セルフメンテナンス・故障上等で扱うべきエンジンです。
どこで購入できるのか?
Amazonやヤフオクで販売されている場合があります。
初期不良などや部品の欠品が考えられるので、極力、返品対応可能なところからの購入をおすすめします。
Maskatは、Alibabaを使って中国の販売企業から直接購入しました。
Amazonで購入できれば、不具合時返品対応も可能なので、おすすめです。
AliExperssでも購入できる模様です。
買ったら、まず、すべきこと(防水処置)
絶対必須でやらなければならないのは、防水処置です。これをやっておかないと、すぐに壊れてしまうようです。
このエンジンを買うときにいざというときのために「液体ガスケット(ホルツ製 税込み809円)」を購入して、エンジンからのオイル漏れ対策に用意していたのですが、こちらを代用して防水処置を行いました。
1年間、防水処置をしたこのエンジンを使ってみましたが、浸水してギアボックス内が錆びたり、ギアオイルが変質したりということもなく、安心して使うことができました。1,000円に満たない金額で、安心できますので、使わない手はないですね!
ちなみに、ガスケットを塗布した箇所ですが、
1) ギアボックス オイルメンテナンス用の2箇所のネジ
2) ギアボックス上部の固定箇所
海水の侵入を意識して、つなぎ目がある場所に塗布していきました。
動画をご覧いただけると、具体的な塗布場所をご確認いただけます。
今回は、中華製エンジンということで、念には念をいれてということで、防水処置しましたが、
日本製の有名メーカーのエンジンであっても、海水侵入はあり得る話です。パッキン・オイルシールが設置されている箇所でも、つなぎ目があれば、防水処置をしておいたほうが、安心かと思います。
お持ちのエンジンを長持ちさせるためにも、ぜひ、防水処置ご検討ください。おそらくこれ以外の部材でも防水処置できるかと思います。もし、知見お持ちでしたら、「問い合わせフォーム」よりお教えください。
マスカットフィッシングが、検証させていただき、レポートさせていただきます!
更に、エンジンオイル・ギアボックスのオイル交換
購入前に色々調べていると、「中華船外機」のオイル充填状態があまり良くないようなレビューを見かけました。
このため、エンジン本体の「エンジンオイル(ホンダ純正1L 税込み1,670円 )」と「ギアオイル(ヤマハ製 800ml 税込み1,430円)」は、とりあえずテストで動きを確認したら、早い目に交換をしておいたほうが安心かと思います。
私の購入したエンジンでは、開封後30分程度動かしてみましたが、エンジンオイルには、鉄粉とガスケットの破片が混入していました。ギアボックスにはしっかりとギアオイルは充填されていましたので、こちらは問題はありませんでした。
もし、このまま、釣行にもっていったとしたら、エンジンオイルの状態に問題があるため、エンジンにダメージを与えてします可能性が考えられますよね。なので、やはり、購入したら、エンジンの点検と、オイルの状態は確認が必要と思われます。
練習も兼ねて、交換してみるのはとても大事なことだと思います。
私は、このようなエンジンを扱うのが初めてだったので、陸上で5時間の慣らし運転とオイル交換を数回試していました(笑)
海行く前に準備しすぎだったかもしれません。。。
そのおかげで、エンジンが破損したり、焼き付いたりというトラブルは発生せず、乗ることができました。
初期段階・釣行後のメンテンスでもオイルのチェックは、すごく重要だと思いますので、しっかりと「エンジンオイル」と「ギアオイル」も準備されることをおすすめいたします。
防食アノードの設置
HONDA BF2HDを購入して気づいたのですが、「防食亜鉛アノード(ヤマハストア 税込み1980円)」が標準で付属しているものなのでしょうか。この中華船外機では、どこにも取り付けされていませんでした。(ただし、付属のマニュアルの定期点検の項目には、防食亜鉛アノードを点検するよう記載されていました。謎です。。。)
実際にこのエンジン(特にスクリューユニット周りに)、電位の異なる金属で構成されているかどうかはわかりませんでしたが、あれば安心ということで、使えそうな防食亜鉛アノードを見つけて、買って、つけてみました。
1年使った感想では、エンジン本体に腐食が発生することはなかったので、それなりに効果があるのかなぁとは感じています。
防食亜鉛アノード自体は、順調にちょっとづつ腐食しています。(腐食を肩代わりしてくれるのが役割なので、順調に機能してくれている模様、自らの身を削るのが役目なんて。。。なんて健気な。。。)
必須ではないかもしれませんが、つけておいても損はないかもしれません。導入ご検討ください。
(ご参考)防食アノードについて説明頂いているサイト:https://www.news-boaters.com/special/39550
タコメーター設置
タコメーター(Foundown製 税込み2,478円)を設置したのは、最初の1年目の後半の方でした、それまでは、エンジンの適正な回転数など全く意識することなく過ごしていましたが、スロットル調整がうまく行かずに、始動時スクリューがいきなり回りだして、ボートが動き出してしまう事態に見舞われたり、エンジンの回転数上げ過ぎで、走行中にエンジンが止まったりと、エンジンの回転数を意識していないと解消できないような問題がいくつか出てきました。
他のYoutuberの方(『フェリーニちゃんねる』さん)にアドバイス頂いて、タコメーター設置を行いました。
設置に関しては、非常に簡単で工具も全く不要でした。ただ、私が購入したものは、マニュアルも英語しかなかったのですが、比較的理解しやすく、タコメーター自体の操作も直感的に分かりやすいものでした。
実際に使ってみて、いくつかのメリットがわかりました。
1)エンジンのアイドル時の回転調整がしやすい。 ⇒始動時にスクリューが動き出すような事態を回避できる
2)走行時回転数を把握できる
3)回転数上限アラートが表示される
⇒ 2,3により、エンジンが突然停止することがなくなりました。
このような良い点がありますので、こちらは2馬力エンジンに限らず、取り付け推奨いたします!
私は、この中華船外機に加えてHONDA BF2HDにも設置をいたしました。とっても役立ってます。
キルスイッチとスロットルレバーの交換
1年目の釣行で、後半になってくると、海水の影響をうけ、錆びてくる部分が出てきます。
サビ防止剤なども使っておりましたが、見落としている箇所がありました。それが、スロットルワイヤーでした。こちらが錆びてしまい、スロットルを回したあと戻らないといった症状がでてしまいました。
こうなってしまうと、スロットル自体の交換が必要となってしまいます。この箇所のメンテナンスができていなかったことが悔やまれます。。。
とはいえ、結構安価で、スロットルレバー(税込み1,080円)を購入できますので、思い切って入れ替えを行いました。
加えてやったのが、キルオフスイッチの変更です。キルオフスイッチ(分離・ボタン2方式 税込み1,428円)に変更をしました。もともとのスイッチが分離式のスイッチしかなく、エンジンかけるときにつけ忘れていたり、結構な頻度で取り外すので、損傷してしまう可能性が高いと感じていました。
分離式のスイッチは緊急時のみ使う形にでき、手元ですぐにエンジン停止できるようになったので、非常に使い勝手が向上しました。
これも必須ではありませんが、快適に使う際には欲しくなってくるアイテムですので、エンジンの購入時には合わせて検討ください。
それでも、実際に経験したトラブル
上記のような準備や備えをしていても、やはり、何かしらトラブルは発生していました。
大きなトラブルではないにしても、見過ごさず対処することが大切です。
1)走行中、スクリューに藻がからまる。
⇒(対処法) 走行中海上に異物を発見したら、減速・エンジンを停止しスクリューをチルトし異物回避を行う。
2)エンジン始動時、スクリューが回ってボートが動き出す
⇒(対処法) アイドリング時のスロットル調整を事前にしっかり行う。
3)海上で、エンジンが始動しない
⇒(対処法) 海に出る直前のスロットル調整・確認をしっかり行う。
4)エンジンオイル漏れ
⇒(対処法) エンジンを分解し、ガスケットの塗り直し
トラブルはつきものですが、慣れるのではなく、常に危険を意識して対処することが、ボートフィッシングする上での重要な学びにつながると思います。
皆様もぜひ臆することなく、一緒にいろいろなことを経験していきましょう!!